今、世界でもっともサーフボードのフィンプラグのシェアを持つフィンメーカーといえばFCSとfutures finだろう。
その中でもとりわけ新しい技術を積極的に取り入れている印象のFCSは、WSLで活躍する多くの選手をライダーに抱えフィードバックをもらい最新で画期的なプロダクトを開発し続けているフィンメーカーだ。
WSLで活躍するライダー達のシグネイチャーモデルのラインナップも多く,FCSを使っているサーファーは結構多いのではないでしょうか。
そんなFCSでは現行で採用されているフィンプラグはFCS2というプラグだ。
FCSのフィンプラグの歴史を遡るとFCS1→フュージョン→FCS2と今まで進化してきた。(たぶん)
フュージョンは採用期間が短く、すぐにFCS2に移行したため知らない方も多く、FCSといえばFCS1かFCS2のイメージを持った方も多いはず。
最新版のFCS2は従来必要とされていた、フィンキーが必要なく、フィンキーレスで脱着が可能な革新的なフィンプラグシステムだ。
ただ、今でもFCS1時代に使っていたフィンを使いたいと思っている方も中にはいるのではないでしょうか。
現行のFCS2では発売されていない往年の名作フィンは多く、今でも現役で活躍している「生きる伝説ケリースレーター」のシグネイチャ
ーモデルのK2フィンやK3フィンは 発売当初はかなりの人気で、上手いサーファーはみんな使っていた印象が残っている。
そんなFCS1のフィンを現行のFCS2のプラグに装着可能にする拡張キットが「インフィルキット」だ。
FCS1のフィンはFCS2のプラグにつけられない?
実は厳密にいえばFCS1のフィンはFCS2のフィンに取り付ける事は可能だ。
ただその際にフィンとフィンプラグの構造の違いから、隙間ができてしまう。この隙間によって水の抵抗ができてしまい、ライディング時のスピードを損ねてしまう事になる。
5フィンプラグのボードはどうするんだって突っ込みがありそうだが、フィンを取り付けないプラグを埋めるキットも発売されている。
かなり細かな話だが、世界で活躍するトッププロの中では、ボードのボトム面のステッカーや、不意についてしまったWAXなんかも気にする選手もいると聞いたことがある。
ただ、隙間が空いている状態なのでサーフィン中にフィンの位置がずれてしまう可能性もある事は無視できない。
「インフィルキット」とは
そんな悩みを解決してくれるのが、今回ご紹介する「インフィルキット」
「インフィルキット」はFCS2のプラグにFCS1のフィンを取り付けた際にできる空間を埋めてくれる便利な拡張キットになります。
セット内容は
* センターフィンプラグ用 x1
* サイドフィンプラグ用 x4
* フィンキー x1
* ネジ x10
フィンキーが入っているのが地味に嬉しい所、海についてからフィンキーがなくてフィンがつけれない..って経験をしないようフィンキーは予備を持っておくのがベターだ。
価格も安価でオーストラリアでは$17程で購入可能だ。
往年の人気フィンを復活させよう
今回はFCS1のフィンをFCS2のフィンプラグのボードに装着可能にする拡張キット「インフィルキット」をご紹介しました。
今は無き名作フィンシリーズ、実は人気だったフィンはテンプレートはそそままにFCS2版でリリースされている物もあるのは事実だ、ただやっぱり昔のままのデザインのフィンを着けたいよった方には、「インフィルキット」は痒い所に手が届くアイテムになるんではないでしょうか。